自作オーディオの製作例を写真つきでUPできます。
ご活用下さい。
たかじん様から頒布頂いたBlue Snow DACを、ゴールデンウィークの楽しみとして製作しましたので、投稿致します。
(この掲示板を早く知っていれば、あらかじめ皆さんの作品を拝見し、参考にできたのですが、後の祭りです。)
1.製作の前提条件/コンセプト
できる限り、たかじん様オリジナルを目指すこととしました。
部品表上、オプション扱いの裏面用薄膜高分子積層コンデンサー部品は実装する方針としました。
部品表上、フィルムコンデンサは2種から選択可能だったため、Panasonicのチップ形積層メタライズドPPSフィルムコンデンサを選択しました。
今回は、HDMI-I2SとCombo384の2系統のみ、デジタルINとして活用します。
2.部品表に記載がないもので、自ら選定したもの(ご参考)
(1) ケース:タカチ HD32-10-23S
(2) ACインレット:Schaffner FN280シリーズ (C14コネクタ、IECフィルタ、ヒューズホルダ、2極スイッチ一体型)
(3) XLRコネクタ:Neutrik NC3MPR-HD (ドリル一発でケース側の加工ができるので、丸いパネルマウントコネクタにしました。)
3.その他
・オペアンプは、手持ちのものをいくつか試しましたが、下名の環境では、たかじん様おすすめのMUSES8920Dが、一番しっくりきました。
・SB32+PRO DoP (+DC-Arrow)、 市販のAKM製チップ搭載DACとも、聞き比べをしてみましたが、Blue Snow DACは、下名好みの音で大変気に入りました。
To:たかじん様
素晴らしい基板を頒布いただき、感謝いたします。
先ずはたかじんさんから最初に頒布していただいた基板[VOL-12+VOL-01+SEL-12]です。
薄型ケースに無理やり色々詰め込みました。
Blue Snow DACも完成したので、思い出したように引っ張り出し接続、試聴しています。
バランス仕様で組み上げ、ややゲイン(+6dB~)も欲しかったので、お気楽さんのA-12基板をBTL接続にて出力しています。当初誘導その他の原因と思われるハムに悩まされました。配線の見直しや推奨の基板裏へのOP-Amp.バッファ追加でしのぎました。浅学故に正しい解決法だったかは疑問でしたが。
電子VR特有の良さは分かりましたが、主たる音質(トーン)はバッファなど出力アンプに支配されるのを再確認もしました。レベルバーの動く表示楽しくてとてもいいです。次回作にはないのが残念。
その後平衡入力仕様のBTL-Amp.を何台か製作しました。それに対応するソース側の平衡出力機器がDAC一台だけでした。その後BlueSnowDACで2台になりましたが。一応まだ未組み立ての平衡出力DACや平衡出力PHONO-EQAmp.はあります。そのため不平衡→平衡の専用ICやディスクリートでラインコンバーターを作りプリとの間にはさんで使用していました。不平衡入力での接続をスッキリさせたいな~ということでVRのかわりに抵抗ATTを使ったBLA-01も製作しました。期待した通り音質はMESESのOP-Amp.との組み合わせもあってとてもいいですね。
一番下はBlue Snow DACの最初試聴時に使用したぺるけさん設計FET式平衡型差動プリアンプVer.2です。青いノブが4連VR,赤いノブはセレクタです。
遅ればせながら、完成いたしましたので、ご報告まで。
ケースは、WO70-43-33S にしました。 2枚目の画像にあるように、たかじんさんの MUSES 72320 基板(VOL-12, VOL-01 & SEL-12)の電子ボリュームと、ディスクリートヘッドホンアンプの HPA-12 をフラットアンプにしたバランス入力プリアンプを、WO-99-73-33S に組み込んだので、それに合わせました。 奥行きを 23cm の 23S にするか 33cm の 33Sにするかは悩みました。 しかし掲示板で、SPD-IF用基板(秋月電子 AE-DIR8416)の電源が Blue Snow DAC から供給するのはむずかしいとと聞き、別電源をいれる都合上、大きい方を選択しました。
新たに加えた電源は、Blue Snow DAC のデジタル部を部品類も含めてパクりました。 電源トランスは、70030Kです。 ただし、SPD-IFの秋月電子 AE-DIR8416 基板と、COMBO384互換基板の+5V乗っ取り用にわけました。 トランス類は、たまたま手に入った Talema です。 RS Pro は入手できませんでした。 電源関係では、AC入力に TDK の電源ライン用EMCフィルタ RPE-2003 を使いました。 気休めに過ぎないかもしれません。
HDMI / USB 入力部は、Neutrik の NAHDMI-W / NAUSB-W を使い、シャーシ加工が楽にすむように“ずる”しました。 これを使うと、Neitrik のキャノンコネクタと同じ穴開けですみます。
今回も、作成中に、いろいろやらかしてしまいました。
1) 秋月電子 AE-DIR8416 基板を、同軸ケーブルで使えるように改造中に基板のパターンをはがした。
2枚とも失敗して、バターンとシールド線を半田付けしてホットボンドで固定しました。 R6/7のランドが小さいので、線をうまく固定できず、パターンをはがす結果になってしまいました。
2) バラックで動作させているときに、フロント基板が ACラインと接触して、ふっとばした。
顛末は、https://nw-electric.way-nifty.com/blog/2021/10/post-5ab12f.html のコメントにありますが、たかじんさんから、LEDが青で止まっていれば、OLEDイニシャライズ失敗 との情報をいただき、「コントロールマイコンは壊れていない」ことがわかり、OLED基板を交換したら復活しました。
3) 完成してケーシングして完成と思ったら、右チャンネルの音量が小さかった。
顛末は、掲示板の2443番に書き込みましたが、K4490EQ の 26番ピンと27番ピンが半田くずでショートしてました。 これに気がつくまで、正常なQ7-8、Q21-24 を破壊して交換したり、出力のコンデンサのショートを疑って、C78の PMLCAP を破壊したりと・・・ 本当にやらかしました。
デザインをバランスプリアンプと合わせる都合で、ロータリーエンコーダの LED を使用せずに、別付けにしました。 表示がなくてもいいかと思ったのですが、この LED のおかげで、トラブルから復活できたこともあり、見えるようにしました。 なお2枚目の画像で、斜めに設置してあるステンレス線は、地震対策です。
3枚目の画像にあるように、私のメインシステムは、アナログ系を除いて、たかじんさんの基板に置き換わってしまいました。 3枚目の画像の下のほうで 青LEDが光っているのは、VFA-01基板 の BTL によるモノラルアンプです。
素晴らしい基板を提供していただいた上に、たくさんご教示いただいたたかじんさんや、コメント欄や掲示板でさまざまな情報を提供してくださったみなさまに、心から感謝申し上げます。
完成を急いでそのままにしてましたが、SPDIF入力ジャックから基板までのやや長い配線がテフロン被覆の2本撚線でした。音質に影響あるかどうか判断するのは私の耳ではあやしいのですが、気分的な問題もあり75Ω同軸に換装しました。まあしかしこれ又どこまで正しい配線方法かは不明です。芯線が細い単線なので疲労切断の危険を避けるため熱収縮チューブにて一工夫しています。
「夏休みの工作2020 超絶人気のT50RPmk3g改造」を参考に、中古で購入したT50RPmk3nを改造しました。
ジャックをマル信のMJ-064Hに変更しつつ、HEADPHONESTYの記事を参考に下記1~6の改造を施しました。
1.ジャックの交換(ヘッドホン外に露出部分を黒マジック塗り!)
2.イヤーパッドの交換(SHURE HPAEC840)
3.Comfort Bandの取り付け(革細工の端材を活用)
4.ドライバー周りに粘土を貼り付け(100円均一)
5.ハウジング内に吸音材を貼り付け(エーモンの防音テープ)
6.ハウジング内にコットンを詰め込み(薬屋で購入)
上記の改造により、装着感や音質が飛躍的に向上しました。
同T50RP改とHPA-1000で、毎晩音楽に浸っております。
ちなみに、これらの改造は、既に多くの方が実践されたことであり、たかじんさんのページを閲覧される方には新しい情報ではないと思いますが、
ヘッドホンの改造自体がとても面白かったので、矢も楯もたまらず投稿した次第です。
なお、
上記に加え「ドライバーユニット裏面に薄いフェルトを貼り付ける」改造を試してみたのですが、高音がより繊細に響くようになった反面、低音が姿を消してしまったので、フェルトは取り外しました。
フェルトを外す際に、ドライバーユニットに元からついている白い紙のような部品が破れそうで焦りました。
遊びで、ドライバーにTAKET-BATPUREを並列接続し、ハウジング内に納めて音を聴いたところ、これもドライバー裏面にフェルトを張った際と同じような結果になりました。
RSコンポーネンツに2021/10/20に注文したトランス70060Kが納入され、ようやく完成することができました。
当初は基本的に入手できるものは部品表通りとしましたが、その後少し変更してみました。
出力はHPA1000(MUSES72323電子ボリューム)にアンバランス接続しますので、プラス側回路部品のみ変更しました。これでケーブルを変えることで変更ありなしの違いを聴き比べることができます。
ケースはタカチのOS70-20-33です。PCBをリアパネル側にぴったりと寄せるために構造を少し工夫しました。基板スペーサは10mmにしましたが、後ろ側は2mm厚のリアパネルフランジ上に乗るため8mmとし、後ろ右側はさらに2mm厚のケース固定金具上にも乗るので6mmとしました。スペーサをPCB側に先に固定し、後からケースに固定することで組み立て可能になります。
フロントパネルのディスプレイ部は初めは固定ネジなしにしましたが、何だかのっぺりした感じでしたので4本のさらネジを追加しました。
オペアンプは数種類試しましたが最終的にmuses02に落ち着きました。私は主にJazzを聴くのですが、muses02だと薄暗いジャズクラブの演奏が明るい健康的なものになってしまいます。muses8920の方が音質は好みですが、muses02のくっきりとした音を聴くと元には戻れません。
ちなみにmuses01との相性は私には最悪でした。
出力カップリングコンデンサC22、C24をルビコンPMLCAPの16MU226MD35750を5個重ねてリード線を付けたものに変更しました。
アナログ回路の抵抗はアルファ・エレクトロニクスの金属箔抵抗FLCXにしてみました。高価なのに正直これの違いはよく分かりません。
信号入力は初めは偽combo384を使用していましたがSingxer SU-2とHDMI接続した方が圧倒的に高音質でした。
信号源はWindows PCでfoober2000です。Full file buffering up to 1000000kBに設定したら安定して再生できるようになりました。
ヘッドホンはAKG K812、ヘッドホンアンプHPA1000の初段はAnalog DevicesのデュアルトランジスタSSM2212を使用しています。
これらで聴くBlueSnowDACは最高です。たかじんさん、ぜひAK4493SでBlueSnowDACその2を領布してくださいますようお願い致します。